60歳代になると、眼の中のゼリー(硝子体:しょうしたい)が萎縮をしてきます。そして、ゼリーと網膜がはがれる瞬間が来ますが、その現象を後部硝子体剥離(こうぶしょうしたいはくり)といいます。
図1:後部硝子体剥離:若い時は、ゼリーが眼の中いっぱいに入っているが、年齢と伴に段々と小さくなってくる。最終的に網膜からゼリーははがれるが、その現象を後部硝子体剥離と言う。
この、後部硝子体剥離の際に、網膜に必要以上の力が働くと、黄斑円孔に至ります。
写真2:黄斑円孔の起きる様子。網膜の断面図で見ると、だんだん網膜が引っ張られていく様子がよく分かる。最下段の状況で、黄斑円孔が完成した。
治療は、硝子体手術が必要で、手術時間は30分から1時間程度。50代以上の方は、白内障と同時手術をお勧めします。
料金は3割負担で14万円程度。高額医療制度による助成が受けられる場合があります。
1割の方は1万2千円です。
写真3:上記症例の術後写真。円孔はふさがっている。
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