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新生血管緑内障に対する緑内障手術

濾過手術(トラベクレクトミー)について

血管新生緑内障

糖尿病網膜症や網膜中心静脈閉塞症など、重度の虚血(目の血行不良)を引き起こす病気では、血流不全を改善するために新生血管が生えてくる場合があります。

増殖糖尿病網膜症
写真1:増殖糖尿病網膜症。各所に出血と、中心に増殖膜を認める。

このような症例では、必要以上の血管が生えてきて、目の中の圧の調整がうまくいかなくなる場合があります。

虹彩の新生血管
写真2:虹彩全体に血管がはえている。この状況になると眼圧の上昇を伴うことが多く、放置すると多くの場合失明に至る。
虹彩新生血管の拡大
写真3:上記の症例を拡大するとこのように虹彩に血管がびっしり生えている。

緑内障手術(濾過手術・trabeculectomy)

この疾患の場合、正常値10から20mmHg程度の眼圧が、50とか60mmHgまで上昇して、ほぼ必発で失明するので、早急に緑内障手術で眼圧を下げる必要があります。

緑内障手術 術前
写真3:術前の虹彩。矢印部分から水の出口を作成する。
緑内障手術 術後
写真4:写真3の虹彩の矢印部分から白目(結膜)の下までを貫通させて、眼の中の水を結膜下に漏らすバイパスを作ります。

費用など

費用は、3割負担で8万円、1割負担で2万円程度です。手術時間は30分から1時間程度。手術から1週間はこまめな眼圧調整が必要となりますので、数回の通院が絶対に必要です。

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